アディショナルタイムのドラマ
1番有名なのはドーハの悲劇なんだろうか。
その頃はたぶんロスタイムと呼んでいたけど、その数分に秘められたドラマチックさは、いつの時代も変わらない。
でもなんとなく、アディショナルタイムのほうが何かが起こりそうな響き。
なんかドラマがあるでしょなタイム。
あるでしょなタイム。
そんなアディショナルタイムにドラマが起きやすいのは、死に物狂いで守るより、死に物狂いで攻める人間のほうが強いからであると仮説を立てる。
すると、狩猟民族のほうがアディショナルタイムに強いと言える。
そして狩猟民族は肉食であるから、愛されるよりも愛したい。マジで。
一方で農耕民族は草食であるから、愛するよりも愛されたい。誰もが。寂しすぎて。
このことから、見た目は全く逆にも思えるが、KinKi Kids=狩猟民族であり、TUBE=農耕民族であることが立証された。
考えてみれば農家のじっちゃって黒いしね。
さてさてそんなアディショナルタイム、我々の生活にも潜んでる。
カップラーメンって最近は後入れスープが増えてるよね。むしろそんな後入れ作業のほうが多いくらいだ。
それなのに熱湯3分。これはいつの時代も変わらない。
そう。後入れの時間こそ我々の最も身近にあるアディショナルタイムだ。
僕の場合は、とにかく油も塩分も骨の髄までビニールの隅まで吸い付くしたいから絞る絞る絞る。
手に油が付いてむしろ入る量減ってるんじゃないかと思ったりするけども絞る絞る絞る。
そんなことしてたらあら不思議、お湯を入れてから5分は経ってる。
もう麺はぶよぶよで試合終了のホイッスル。
かといって、1分の時点で後入れ作業を始めると麺はバリカタ状態で試合開始前に没収試合。
お湯を入れて1分でできあがり!本場を再現!博多ラーメン!なんてあった日には買うことすらできないじゃねーか。
やっぱりアディショナルタイムってすげーや。
ドラマチックにもほどがある。
後入れをするのは今でしょなるタイムに詳しい現代文の先生どっかにいねーかなー。